第3節
レポート
ＭＣＷＷ後期プロリーグ折り返し地点を迎えた第3節のレポートを下野雄次が担当させていただきます。今回、私が対局したD卓の模様を中心にレポートをお届けします。
対戦者は、中田一幸プロ、坂井準司プロ、夢野さくらプロ
【1回戦】
中田プロ、夢野プロがアガリ小場が続く展開で夢野プロが頭一つ抜けたトップ目で迎えた南２局。ドラは發。中田プロがチートイドラ２を夢野プロからアガリ中田プロがトップ目に立ちます。そのまま安定した試合運びで中田プロがトップを取ります。
【2回戦】
東2局 ドラ４
親の夢野プロから先制リーチが入ります。
その手に押したのが南家の中田プロ。
8巡目に3ピンを勝負して、以下のテンパイを取ります。
次巡のツモが4ソウ。
場に四が3枚、七が1枚切れてる状況で三六が場況的に良いという判断で七を押しますが、夢野プロの以下のリーチに放銃してしまいます。
ロン
東2局1本場
私が７巡目に以下の手をテンパイしました。
打
ドラも無いこの手ではリーチに踏み切れず、萬子、筒子の好形変化を見てダマテンを選択。しかし、次巡に引いた牌は裏目の三萬。
ツモ
これまでの負債を少しでも返すために、打四萬でフリテンリーチを選択します。
結果は高目の八を一発でツモ。ハネ満をあがり、ライバルの夢野プロに迫ります。
しかし夢野プロの猛攻撃が止まりません。
次局、夢野プロが6000オールを決めて、大トップをものにしました。
ツモ ドラ
【3回戦】
東2局 ドラ南
南家の私がドラの南をポンして夢野プロから8000点をあがりました。
東4局は、混一七対子をテンパイしていた坂井プロから、中田プロが以下の手を召捕ります。お互いに本手同士がぶつかった一局でした。
中田プロ
ロン ドラ
坂井プロ
南1局
今節不調気味の坂井プロがドラ切りリーチをかけ、以下の手をあがります。
ツモ
中は場に2枚切れの地獄待ち。
私なら待ちの枚数と打点効率からドラ単騎を選択しそうですが、あがりに対する嗅覚が鋭さを見せつけました。
それが呼び水となり、坂井プロがオーラスの親で今節のマイナスを全て払拭するような大連荘でトップをものにします。
南4局 ドラ
チー
ロン
南4局 1本場 ドラ ポン
ポン
ツモ
南4局 2本場 ドラ
リーチ ツモ
南4局 3本場ドラ
ツモ
【4回戦】
東2局 ドラ②
中田プロから先制リーチが入りますが
私が以下の手を聴牌
ツモ
先制リーチの中田プロの現物待ちで打点十分と見て、6ピンをダマテンで勝負。
夢野プロから9ソウを打ち取り、私が頭一つ抜き出した状態で局が進みました。
迎えた南1局。
中田プロが以下の手をリーチ
ドラ
夢野プロから三が出て12000のあがりとなります。
その後、中田プロの追撃を受けつつも、オーラスでダブ南ドラ1の3900を出あがり、私がトップで4回戦は終了しました。
別卓ではトータルスコアに大きな変動が起きていました。
ここまで大きなマイナスだった有田プロが3連勝を含むオール連帯でこれまでの借金返済し決定戦も狙える位置まで順位を上げました。
トータルトップだった山本プロは更に+90Pを加点し暫定首位の座を盤石なものにし、総合3位だった清原プロも+80Pを加点し、暫定総合2位に着けました。
後期プロリーグも残り2節
私は、現在17位ですが最後まで諦めずに1つでも上の順位を目指していきたいと思います。
上位陣の攻防、下位陣の巻き返しに今後もご注目ください。
2018年12月9日
執筆者：下野雄次プロ
