20期プロリーグ
第3節 12月1日(日)
1卓 板川、中田、坂井、田中
2卓 酒井、山本、白石、坂本
(敬称略)
今節のレポートも榮克明がお届けします。
今節は2卓の白石が大阪道場のシーズン優勝を決めたばかり。前節に続いて勢いで押し切るか。
はたまた未だラス無し坂本が今節もラス無しでまとめるか。KBRとプライベートで13連対中の酒井が待ったをかけるか。勢いに乗る3人がベテラン山本を迎え撃つ構図となった。
一回戦東一局 西家
白石の配牌。
①③⑦⑧33789七八九北
ダブル立直ならずとも北が重なれば混全帯三色も見える配牌。これが目に見えない勢いというものなのか。しかし⑨が河に早々に切られ3枚目の⑨も吃聴取らず。
その間に親の坂本が
三三四五五六六七②④⑤⑤⑤ 自摸③
1,000オールのスタート。
親番だけに立直もありだったかと思いきや、次局は4巡目北家酒井の立直を掻い潜り發ドラ3の4,000は4,100オール。好発進を決めるもベテラン山本が立ちはだかる。
②③③③④⑤⑥⑦⑧⑨北北北 南一局 ドラ6
8巡目にドラ塔子を外して立直。ドラの6を酒井が碰するもあっさり⑦自摸。坂本に親被りさせる。
オーラスは酒井の猛追を振り切って山本が逆転トップとなる。
2回戦 東一局南家 坂本の手牌は断么三色 33456678六七八⑥⑧
山本から立直がかかるが⑦は山本の現物。しばらく押すも立直平和ドラ裏に放銃。これが坂本の動揺を誘ったか。点棒状況的に前に出ざるを得ないためにリーグ戦10戦目にしてついにラスとなる。
3回戦は南二局南家の坂本が親の山本に痛恨の放銃。
ドラ②
②②②③③③ニニニ三三五六 ロン 四 断么三暗刻ドラ3 18,000点。
この放銃で連続ラスを引いた坂本。前期降級点がついている坂本は決勝進出には首位通過が必須のため厳しい展開となる。
首位坂本の勢いを止めた山本は➕150.1でトータル首位に躍り出る。
1卓は坂井が鬼がかりの和了を連発する。
東一局のドラ暗刻自摸からスタートすると勢い止まらず。圧巻はオーラス。
流局で伏せればトップも2着板川が降りたことを見切り聴牌宣言して加点。次局2軒立直を掻い潜り黙聴で
自摸三暗刻ドラ3の6,000オール。2回戦以降も大物手を和了きり➕194.0で前節のマイナスを一気に返済して首位戦線に躍り出る。
3節終了時順位
1位 山本 +180.0
2位 坂井 +121.4
3位 酒井 +15.0
4位 坂本 +14.5
5位 板川 ▲29.0
6位 白石 ▲43.9
7位 中田 ▲75.8
8位 田中 ▲185.2
第4節は1月5日(日)
12時より元町ONEにて
開催されます。
まだまだ連勝連敗で順位の変動があるサバイバルレースは続きます。決定戦進出は上位3名まで。果たして誰が上位進出するのか。次節もお楽しみにしてください。