第4節
レポート
リーチか?ダマか?
押しか?引きか?
麻雀の判断は難しい。
この事実を改めて実感する1日となった。
プロリーグ第四節を担当します、岸野です。
決勝卓をかけた最終節の戦いに残れる上位8名を決める大事な1日となりました。
同卓者は齊藤プロ(+33.3)、弥生プロ(-21.0)、加藤プロ(-82.4)、下野プロ(-186.2)となりました。以下、敬称略。
【1回戦】
下野が順調に加点していき、このアガリ。
南1局 ドラ
ツモ
ここまで私は放銃もアガリもない展開ながらもなんとかテンパイ料で食い下がっていましたがここで一気に突き放されてしまいました。
オーラスの親でようやく1500をアガリ、反撃開始。
オーラス一本場 ドラ
この手を練り上げ終盤にリーチを打つも、軽く流され3着で終了。
【2回戦】
ここでも下野が絶好調。
東発の親で満貫ツモ、弥生からの満貫出アガリと一気に50000点オーバーへ。
その後は大きなアガリは出ることがなく終了。
下野が連続でトップ。私はなんとか2着になるのが精一杯。
【3回戦】
ここでも下野が大きな手を決める。
東2局
ポン ポン
ロン
この手に私が飛び込んでしまい劣勢に。
東場で少しずつ回復していくものの、南場の親で満貫を親被り再びラス目へ。
私にラスを押し付ける満貫ツモアガリを決めた加藤がそのままトップ。
連続ラスだった加藤がトップでなんとか負債を半分に減らした。
【4回戦】
先ほどラスを引いてしまった私は是が非でもトップを取りに行くつもりでスタート。
東一局 ドラ 5巡目
この手に1pを持って来てドラをリリース。
次順にもドラを引いてしまい河に並べてしまうもダブ東をポン出来てホッと一息ついた瞬間に下野がリーチ。
最後まで押し切る覚悟だったがすぐに私が下野のアタリ牌を掴み決着。
満貫の放銃スタートとなってしまった。
東三局 ドラ 10巡目
リーチ後に親から仕掛けで押し返されるもののツモアガリ、なんとか浮上のきっかけを掴んだ。
南場の親はなんとかテンパイを取り連荘に成功し、続く二本場に弥生からのリーチを受ける。
南一局二本場 ドラ
ツモ
僅差ながらもトップ目だった私は少し迷い現物2pを切った。
弱気な選択かと思ったが、ここから上手く回りきれアガリを物にすることに成功。
ツモ
この満貫で一気に楽になり、親落ち後は軽く流してトップで終了することが出来た。
私はこの日は3241という結果だったものの、素点でなんとかプラス終了とし、上位をなんとかキープ。
別卓ではトータル1位の山本プロがさらにポイントを上乗せし決勝卓は決定的に。
有田プロが三節に引き続き大きくポイントを伸ばしてトータル2位へ。
トータル2位だった清原プロは大きくマイナスしてしまい貯金を半分に減らしてしまった。
今期のプロリーグは山本プロが一人だけ大きく抜けているが2位以下は混戦模様。
最終節で残る2枠を勝ち取るのは誰になるのか、最後までわからない戦いとなるだろう。
2019年1月17日(木)
執筆者:岸野功武プロ