2020年後期プロリーグ第4節レポート 担当:清原 康之
1節で稼いだプラスはどこへやら?▲30前後という中途半端な位置から開始となる。
2半荘までプラスに持っていけるようなら上位狙いで、マイナスになるようならせめて降級を逃れようと思い対局を始める。
東一局(親)穂村プロが8ポンした後、一ポン、二三と手出し仕掛けたところに発を掴む。
南家 清原
33445789南南(778)発
親の対々和、発なら7700からかと思ったが三の手出しの今なら、「まだテンパイはないかな」と思い
完全一向聴を継続しようと発を切る。
しかしながら対々和になりきらなかった模様の役牌バックの穂村プロに1500の放銃。
東家 穂村
8ポン、一ポン、北北発発(345)
対々和にする前に両面埋まったのかなと思いつつ、思い返せば自分もリーチの打ち辛い状況だし、
鳴かれた時に押し返せないので(78)どっちか切って染め手に渡りを見ながら様子見もあったなあと反省。
続く、穂村プロ親番
ダブの東ポンから7700を辺⑦を酒井プロから上がる。
ポン東、(チー345 88)発発発89
7700
その後も穂村プロが上がり続け、そのままトップを取る。
二半荘目
34678二三四六六八九 ドラ7
の形から、薄い5が入ったのでリーチをかける。
穂村プロから2600を上がり、本日初上がりとなった。
直後にやっとまともな手が入る。
(123567778)四四345
ここから⑦を切り69待ちのピンフドラ1リーチをする。
次巡、追っかけリーチが酒井プロから入る。
四五六六七八(2348)345
⑧単騎にまさかの一発放銃。
4着→3着ときて、選択肢が降級逃れ狙いしかないと思い直す。
三半荘目
穂村プロのリーチ。
数牌も殆ど切れてないので、親番に加えリーチ棒込みで3900点の両面聴牌全部プッシュと思い、押しを選択。
しかし即8000放銃。オーラス300点差の斎藤プロより1300上がり3着をぎりぎり死守。
結局何も上がれないまま、15300点からチートイのマンガンをあがる。
南4局で、ラス抜け狙いでタンヤオのみで逃げようと画策。
8ポン、44ポン、55六六七(34) ドラ七
5のポンテンが取れる様にドラ表残してみたが、ポイントを競っている酒井プロから五切りリーチが来て、六を放銃。中田プロよりドラ表持ちすぎと言われる。5の場況本当に良いか?言われ後々考えてみると形の不安定な序盤はポンが入ると形が定まらない他家が形の変化を狙って出やすいけど、後半の連シャボ中張牌は確かに形が整いすぎて外さないよなあと反省。
最終半荘。
自分は東家スタート。
両面、両面の満貫から跳満まで見える一向聴。
ところがあっさり先を越されて一発裏で跳満親被りし、6000点のビハインド。
ここまで来ると「トップ以外要らない」と高め6400でリーチを打つ。
そこへ酒井プロの追っかけピンズ染め手リーチにあっさり捕まり12000放銃。
発発発西西44678(123)
南一局で親満あがるも、すぐに親が流れてしまい、どうしたものかと考える。
最終12000条件でトップに並べるが…と思いつつ11巡目、2軒リーチが入る。
これで満貫ツモ条件でトップにはなるものの、「無筋を3つも押すの?」と思いながら押す。
(2346)488四四五六六七八
ドラ西
さすがに追い付けず降級確定。
リーグ戦を終えて細かい反省点も多いが、ポイントとなる局面での押し引きのバランスが非常に悪い。
人を見て打ち方を変えるのは嫌いだが、仕掛ける人多い時はある程度仕掛けていかないと1対2の状況になって不利なんだろうと回顧。いろいろなことを反省するリーグ戦になりました。