最終節
優勝者コメント
大会風景
その後の懇親会
レポート
7月23日は肥後橋ブッキング青葉にて、MCWWの大人気プロアマリーグ「プロアマ春合戦」の最終節が開催されました!
各回当日参加OK!当日3位までの表彰と、リーグ優勝が同時に狙える新しい麻雀イベントに、60名近い選手がご参加くださいました。
最終節は成績順による対局となりますので、トップさえ取り続ければ優勝の可能性に近づきます。過去は0Pから優勝を果たした押谷さんがいますので、どの選手もまだまだチャンスがあると言えるでしょう。
まずは成績上位4名のラインナップからお知らせいたします。
暫定首位:岸野功武プロ
バランス型の効率重視。過去はEager Cup連覇、やすべえリーグ優勝するなど、勢いに乗ると止められないタイプです。昨年は運営に従事してプロアマバトルに出られませんでしたが、久しぶりの出場で実力の高さをみせつけました。首位卓のテーブルマスターとして、いい試合を見せてくれそうです。
暫定2位:佐藤智一さん
攻撃型で見切りの判断が早いのが佐藤さんの雀風。時にノミ手でも役満に立ち向かうような強気な姿勢がはまると大爆発します。
暫定3位:鉄鳴きの虎さん
効率重視の打点系雀士。第3節はリーチ攻勢で見事当日優勝を果たしました。
「鉄鳴きちゃうやん」という指摘も勝てば官軍!ぜひ決勝は、がんばって頂きたいですね。
暫定4位:押谷勇輝さん
MCWW初のプロアマ連覇を果たした、おっしーの愛称で有名な名物選手です。
雀風は超攻撃型の押せ押せタイプ。手役も気にせずガンガンリーチで大得点を積み上げます。今期プロアマも台風の目になること間違いなしですよ~
MCWWプロアマは最初から最後まで面白いですよ。観戦レポートも最後まで楽しんでご覧ください!
【1回戦】
MCWWプロアマ春合戦最終節1回戦の上位卓は、岸野功武プロ、佐藤智一さん、鉄鳴きの虎さん、押谷勇輝さんの座順でスタートいたしました。
逆転に向けて攻め続けたい押谷さんの東3局、南家で以下の14枚。
ツモ ドラ
場に四万2枚一万飛びながら、押谷さんはここで打(6)ピンを選択します!
ドラ
三暗刻も見える秀逸な一打!すぐに2ソウが埋まり、さあ何を切る!
ドラ
二切りリーチ!
アガリ枚数だけ見れば四万切りの方が多いのですが、一万が狙い目と考えたのでしょう。すぐ親の鉄鳴きの虎さんが追いついて5~8ピンのリーチをかけますが、押谷さんか8ピンをカンすると、リンシャン牌は五万!
ロン ドラ
佐藤さんから一万ロンするも、惜しくもハネマンをのがします。それでも押谷さん得意の早いリーチ攻勢が続き、前半は有利に感じられました。
しかし、事件が起こったのは南場からでした。南2局までほとんど音を立てなかった岸野プロがまず4000オール!
ツモ
次に早いリーチを1発ツモで6000オール!
ツモ ドラ
気づけば点数表示が悪魔のナンバー66600点に大変身!実質は66800点の2本場ながら、この勢いで更にライバルを突き放す悪魔的な麻雀を披露いたしました!
【2回戦】
2回戦の上位4名は、岸野プロ、佐藤さん、欅さん、押谷さん。
残念ながらラスを引かされた鉄鳴きの虎さんと入れ替わり、欅さんが首位卓に浮上いたしました。欅さんは打点が低くてもアガりはきっちり取るタイプで安定感があります。
東1局、ここは絶対に沈めたい岸野功武プロから欅さんが3900を打ち取ります。これを皮切りに岸野プロの勝負牌が全部捕まり、3者の包囲網にはまりました。
岸野プロがラスに落ちれば、当然トップを取ったものが追い上げるのが必然です。ここで活躍を見せたのが、史上初プロアマ連覇を果たした押谷さん。手替わりの多い5ソウと5万のシャンポン待ちをリーチでツモりきる打ち方は、まさに押しジナル!
ロン ドラ
このアガりを更に岸野プロとのリーチ合戦で奪い取り、いよいよ岸野プロに迫る成績まで押し上がりました!
【3回戦】
プロアマ3回戦は、3着の欅さんに変わり、尾形憲治さんが登場しました。手役の仕掛けでガンガン前に出てくるのが尾形さんのスタイルです。
しかし、これまで首位の座を守ってきた岸野プロが再び進軍を始めました。
東1局から2連チャン。更に3連チャン目は、
ポン ポン
ロン ドラ
強烈な12600で悪魔的冴えが走ります!
岸野プロ圧勝で進んだ南場、尾形さんが大ミンカンで5200テンパイ。しかし、ここは親の佐藤さんがさせじとリーチ1発ツモで6000オール!
ツモ ドラ
しかし、最後は岸野プロが勝負に来た佐藤さんから8000を奪い返し、圧倒的優位で最終戦を迎える事となりました!
【最終戦】
岸野プロが100Pリードを保つ中、押谷さん、佐藤さん、欅さんが最後の逆転に望みをかけます。
3人がリーチ攻勢で対局に望み、希望通り岸野プロをラスに落としますが、鉄壁を誇る岸野プロの選択に40000点差は届かず、プロアマ春合戦優勝は岸野功武プロが輝きました!
昨年1年間は運営の為、選手として出場実績のなかった岸野プロ。その運営姿勢と同じように最後まで折り目ただしい選択を続けたが故の勝利と言えるでしょう。これから益々の活躍を期待すると共に、プロアマ秋合戦も選手として活躍する岸野プロにぜひ挑戦して下さい。
2017年8月5日
執筆者:近野理智男
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