麻雀共同体WW(ダブル)

関西・大阪中心の競技麻雀のプロ団体

【2016年度】前期プロリーグ

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【2016年度】前期プロリーグ

第1節

レポート

麻雀共同体WWも2年目を迎えて、4月よりプロリーグがスタートしました。今期はディフェンディングの中田一幸プロに挑戦する3名を決める戦いとなります。

【1卓】山本プロ、岸野プロ、坂本プロ、下野プロ、白石プロ
【2卓】板川プロ、近野プロ、高根プロ、加藤プロ、酒井プロ

3回戦終了時の結果は以下の通りです。

白石プロ 53.6
岸野プロ 34.7
坂本プロ 28.9
下野プロ 16.6
山本プロ ▲133.8

昨年のプロリーグ2位の山本聡プロが、まさかの3ラスで一人沈みという大波乱の展開となりました。

4回戦目は私が抜け番となりましたので、この対局についてピックアップさせて頂きます。

東1局。起家の山本プロがまずはリーチのみを和了。これでまでほとんどアガリに届かなかった山本プロの暗雲もこれで晴れるでしょうか。

続く1本場は坂本プロが6ソウを暗カンして12巡目にリーチ。これに下野プロが攻め気満々で打ち込み、6400は手痛い失点となります。

東2局は親の岸野プロが7巡目にリーチ。これには坂本プロが何とか聴牌で食らいついて流局。続く1本場は親の岸野プロがとりあえずチーを仕掛けて500オール。供託を自分に引き寄せるスピード感覚が岸野プロの持ち味です。

2本場、現在ラス目の下野プロが5巡目リーチと速い!!これに坂本プロが11巡目に追いかけるも決着がつかず。互いにアガリに届かないのが苦しいところでした。

流れて3本場、親の坂本プロが6巡目に中を仕掛けて供託を取りにいくも、山本プロが平和で出あがり状態の良さを見せます。

これで勢いづいた山本プロが12巡目のリーチから一発自模で2000 4000。これで完全に山本プロのペースに傾きました。

東場を終って

山本プロ 40300
坂本プロ 34200
岸野プロ 29800
下野プロ 15700

下野プロには苦しい展開が続きますが、まだまだ折り返し地点。ここは好調の山本プロの親を何とか蹴っておきたいところです。

南家の岸野プロが7ピンポンで親を流しにかかりますが、しかしここで和了したのは下野プロ。一二二三四の形から仮テンツモで、山本プロの親落としに成功します。

南2局、親の岸野プロが14巡目と遅いリーチ。これに下野プロが、16巡目に仕掛けて、共に聴牌。

続く1本場、岸野プロが再び5巡目にとりあえずチーで供託1,000を回収に行くと、これに山本プロも負けじと8巡目7ピンをチー。

チー対決は山本プロが勝利して、2300点の収入。山本プロは総じて相手に合わせてアガリを取りに行くタイミングが抜群です。

ラス前南3局、6巡目に岸野プロのとりあえずチーが止まりません。しかし、山本プロが再び8巡目に南ポンで仕掛けて自模和了と安定します。

いよいよオーラス。岸野プロが徹底してとりあえずチーで仕掛けるも、8巡目ラス親の下野プロがリーチ!
これを自模和了で4,000オールは下野プロの粘りの表れ。ここまで我慢してきた甲斐が有りました。

この時点で

山本プロ 38600
下野プロ 29800
坂本プロ 27400
岸野プロ 24200

岸野プロもハネ満まで条件があるので、まだまだわかりません。

ここで再び親の下野プロが9巡目リーチで場に緊張が走ります。これに降りてはいられないラス目の岸野プロが14巡目追いかけリーチ。

しかし、ここは好調を取り戻した山本プロが平和のみで出和了し対局は終了。プロの対局らしい最後まで目を離せない激しい攻防戦となりました。
皆さまもこの白熱を体感しに、是非MCWWプロリーグの観戦にお越しください。

執筆者:白石卓嗣
2016年04月29日

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