最終節
レポート
最終節のレポートを清原が担当させて頂きます。
2017年下期のWW KINGである中田プロへ挑戦権をかけ、選手それぞれの思惑が交差する対局が行われた。
坂本プロ、高根プロ、加藤プロ、清原プロ
《一回戦》
東四局まで手配が悪く、我慢の麻雀が続き、坂本プロの親番染め手に対し、ようやくまとまった手牌が入る。
坂本プロの暫定のポイントが当面の目指すべき目標なので、即リーチを打つと前に出た加藤プロより満貫のあがりを拾う。
ドラ ロン
そのあがりから、手配が非常に伸びが親番でも満貫をあがり、一回戦はトップで終了する。
《二回戦》
二回戦目で印象的だったのは南場の高根プロの打ち筋。
高根プロの捨牌の本線がマンズの混一であると思っていたところに、字牌の打牌後にドラ側の危険牌の2ソウの手出しが入り、『ホンイツではなくチャンタかもしれないよ?』と問いかけられるような一打があった。
そんな時に、こちらもドラを引き、チートイドラドラのテンパイが入る。
混一かチャンタか区別がつかないが、混一の場合はマンズで待ちたくはない。そう思って四萬を切ると、高根プロからの仕掛けが入る。
そこから打二萬と続いたため、最初の推測どおりマンズでテンパイか、と読んでいるところに、待ちが変わる前の六萬を運よくツモリ6400を加点。
流れのいいままトップ終了することができた。
ドラ ツモ
《三回戦》
東一局、高根プロが親で早々に先制リーチ。
ドラのチートイで追い付き追いかけるも6000オールの力強い上がり。
東一局目からポイントを着実に重ねた高根プロが、その後も早い安定した仕掛けで局を消化しトップを取る。
ドラ ツモ
ここまで見るからに手牌の悪さが目立つ上に、他家のマークも厳しい中、負けず回しうちで粘り強く凌いできた坂本プロが、ここでとうとうラスを押し付けられる結果となった。
《四回戦》
四回戦も比較的好調で、どの局も手牌がまとまっていた。
中でも以下の形はどこまでもよい手になりそうな感覚を覚えたが、三六萬を見逃す気がないのでリーチ。
ハネマンをツモあがり、最終半荘も最後まで手牌が入りトップ終了した。
ドラ ツモ
この好調さを第1節目から出せていれば、決定戦に残るのも夢ではなかっただろう。
今期の決定戦に進出したのは、板川プロ、夢野プロ、近野プロの三名となった。
来期は私も決定戦に残れるよう、また気持ちを新に頑張りたいと思います。
2018年2月17日
執筆者:清原康之プロ
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