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関西・大阪中心の競技麻雀のプロ団体

【2017年度】プロアマ春合戦

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【2017年度】プロアマ春合戦

第1節

大会模様

レポート

4月23日(日)は肥後橋ブッキング青葉にて、今年で3年目を迎えるMCWWの交流戦『プロアマ春合戦』が開幕いたしました。

4月~7月までの4節、当日表彰とリーグ表彰の受けられる新しい感覚の麻雀バトルです。

当日はMCWWプロを含めて44名11卓の開催を頂き誠にありがとうございます。板川和俊代表、木下裕章会長にご挨拶を頂き、2017年度も笑顔溢れる大変賑やかなスタートとなりました。

今期は更に各節の女性トップ賞、更にリーグ成績女性1位の方にprincess vison協賛の似顔絵を進呈するなど、益々新しいイベントが開催されます。各回参加OKですので、女性の方も楽しんでご参加ください。

運営は今期より、京都WW道場長を勤める高根昭裕プロ、イーズグループに勤務する癒し系マシュマロン加藤春樹プロが担当いたします。

更には遠方より真栄田一郎プロ、有田圭壮プロも参戦!今期もMCWWプロ一同協力して、参加者に楽しんで頂けるよう目一杯努めさせて頂きました。

プロアマ春合戦1回戦は11卓全てのテーブルに各自一人ずつプロが着席し、気合いの入った対局となりました。

【1回戦】

1回戦はウィナーズカップでも活躍した尾形憲治さんが以下のアガリを含む怒濤の5本場を積みます。

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弥生杯優勝のRVGさんも確実にトップを取り好調をアピールすると、夏杯ファイナリストの西澤秀幸さん、プロアマ連覇の押谷勇輝さん、WWウォーズでも活躍の原田安博さんと、開幕から一般参加選手の活躍が目立つ展開となりました。

【2回戦】

2回戦目で早くに轟音を轟かせたのは、ウィナーズカップ3位の高濃祥平さん。国士無双を炸裂させて一挙+70Pを稼ぎます。

MCWWプロの中で一番奮起したのがEager Cup連覇の岸野功武プロ。安定した雀風で確実なる2連勝を果たし、プロの面目を躍如しますが、どこからか怪物が現れるのが麻雀大会の面白いところですね。

気がつけば原田安博さん、鉄鳴きの虎さんが岸野プロと同じく上位につけて、優勝を虎視眈々とにらむ、し烈な展開になりました。

【3回戦】

3回戦、リーグの戦闘を走ったのが連勝組の、原田安博さん、岸野功武プロ、鉄鳴きの虎さん。

原田さんと岸野プロは偶然にも新春ペアチーム戦でタッグを組み、決勝まで進出したという取り合わせがが活躍するという面白い展開となりました。

やはりタッグを一度組むと符丁が合うのか、更に3回戦も互いにテンション高くトップを決め、3連勝!プロアマ春合戦第1節の最終戦を、原田さんが暫定首位、岸野プロが暫定2位を迎えることとなりました。

上位を追い上げるべく、3回戦に奮起したのは弥生プロ。1回戦のマイナススタートにめげず、+100P近い位置につけました。夕刊フジ杯出場以降、また粘り強くなった感があります。

道場王の大屋克巳さんも実力を存分に発揮し、こちらも100P超えの好成績。原田さんと岸野プロの優勝争いに待ったをかける形となりました。

【最終戦】

プロアマ春合戦の最終戦は2卓の対決に注目が集まりました。

暫定首位の原田安博さんと対局したのは、尾形憲治さん、弥生プロ、欅さん。

首位の原田さんとは60P以上の差がつく弥生プロでしたが、開幕から1発ツモの3000-6000、更に畳み掛けるように打点を積み重ね、原田さんをたちまちラスに貶めます。

しかし、原田さんの分岐点はこの一局。

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原田さんは残り枚数を確認して初めはカン六万待ちを選択しかけますが、最終は意を決したかのように七万切りリーチ!

五万は空テンで、ドラ1枚は尾形さんが持っており、ラス牌。たった1枚のアガリ牌が届くのは難しいかと思われましたが、これがまさかの1発ツモ!

麻雀はアガリ牌が一枚あればいい。この3000-6000の3位浮上は価千金となりましたが、それでも弥生プロは最後まで諦めませんでした。

オーラス、原田さんの成績を上回る為にはハネ満ツモの厳しい条件。これにめげずに弥生プロからリーチが入り、これをツモればメンタンピンドラ1で裏1枚条件!

祈るように裏ドラをめくるもこれは届かず。しかし、最後までプロらしい猛追を見せてくれました。

残る注目の1卓は暫定2位の岸野功武プロを追う、押谷勇輝さん、佐藤智一さん、西澤秀幸さんが対戦。

これまで快勝モードを走ってきた岸野プロでしたが、ここに来て三人の執拗な包囲網にあい、こちらも前半戦はラスに落とされてしまいます。

なんとかラスを回避したい岸野プロでしたが、窮地を脱する機会がなく。更に畳み掛けるように南3局に事件が起こります。

優勝に向けて高打点を狙った押谷さん。満貫の当たり牌が出ても佐藤さんからあがれないとこれをスルーしましたが、今度は好機が佐藤さんに訪れます。

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この6000オールから、5巡目ピンフドラドラを岸野プロから撃ち取ると、一挙70000点オーバーの大逆転劇となりました。

麻雀は枚数や確率を超えた世界で物語が紡がれる。そんな素晴らしい対決だったと感じました。

プロアマ春合戦第1節の当日表彰は、以下のように発表されました。

役満賞、国士無双『高濃祥平さん』

女性当日トップ賞『弥生プロ』

3位入賞、ラス牌を1発ツモの豪雀『原田安博さん』

2位入賞、2016年WW道場王、大屋克巳さん

第1節優勝、熱意ある麻雀アスリート、佐藤智一さん

入賞のみなさま、大変おめでとうございました。プロアマ春合戦の挑戦は第4節まで、まだまだ続きます。

惜しくも入賞は逃しましたが、最後まで健闘した鉄鳴きの虎さん。最後までめげず戦い抜いた春木俊さんに、私から敢闘のメッセージを送らせて頂きます。

プロアマ春合戦第2節は5月28日(日)にブッキング青葉にて開催。各回参加OK!表彰レポート充実!

麻雀を心から楽しみたいあなたは、ぜひご参加下さい!

2017年5月4日
執筆者:近野理智男

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