成績
大会模様
その後の懇親会
レポート
2月26日はZOO心斎橋本店にて、MCWW2周年記念大会『冬杯』が開催されました。
参加者はZOOの広いフロアの3分の2を埋め尽くす72名。J-NEXTの平野仁道社長、マツオカ株式会社松岡博文社長にもご参加頂きました。
更に協賛としてJ-NEXT様より高級基礎化粧品、イーズグループ様よりMCWWオリジナルリストバンドの賞品を提供頂き、誠にありがとうございました。協賛頂いた賞品は、全て大会にご参加頂いた方の賞品に変えさせて頂きました。その他、参加賞、特別賞も美味しいものを選ばせて頂きました。
当日は前期冬杯を優勝した弥生プロが連覇する気満々でMCWWリストバンドを装備して勝負に挑みました。しかし、連覇といえば夏杯優勝のジュンジー坂井プロも参加しており、夏冬連覇の可能性を秘めています。
ワンデー大会の醍醐味は激しく火花を散らす優勝争い。今年はどの選手がどのような活躍をするか、期待に胸が高まりました。
1回戦、逆境から華麗にチンイツの倍満を決めたのがMCWWの板川和俊プロ!
ツモ
別卓では70000点オーバーの高得点を叩き出したのが西澤秀幸さんでした!
その前向きな姿勢から『今日は優勝してやるぞ!』という強い意気込みを感じました。
2回戦はトップを取った者は更なる連勝を。ラスを引いた者はトップで巻き返したいところです。
プロアマの激突は続く中、2連勝で暫定首位につけたのがMCWWの下野雄次プロ。すでに100Pオーバーの加点を決めています。
続いて坂本健二プロ、駒井康夫さん、中田一幸プロと、MCWWのプロ3名が上位につけました活躍となりました。
勝負の明暗を分ける3回戦。悲劇は下野プロに訪れます。首位を引きずりおろすべく前に出た多々羅勝利さん、砂辺正秀さんの挟撃に合い、ここで下野プロがまさかの1万点を割る大きなラスを引かされます。
坂本健二プロ、駒井康夫さんの上位選手も軒並み倒れる中、プロチャンプの中田プロが粘りの加点を見せつけ、頭一つ飛び出ました。
2回戦まで26位だった清原プロが3回戦でツモ四暗刻。ここで大きく巻き返せるかと思われましたが、RVGさんの猛攻にあえなく捲られて+15の2着に落とされるなど、麻雀は最後まで何が起こるかかわかりません。
厳しい3回戦を終えて、上位4名の決勝卓に進出したのは、中田一幸プロ、尾形憲治さん、ジュンジー坂井プロ、西澤秀幸さんの4名。
中田一幸プロはMCWWプロリーグを初の連覇を果たし、先日のEager Cupでは80名の出場者の中で準優勝を決めるなど、MCWWでも指折りの選手です。尾形憲治さんはプロアマバトルでも元気のよい麻雀がモットーで、打撃力に定評があります。
ジュンジー坂井プロはやすべえリーグ、夏杯2016優勝。更に夏冬ワンデーの決勝に連続で進出したというだけで、その実力がわかるでしょう。西澤秀幸さんは若いながらストレートな攻めで今回堂々の決勝卓。実はWWウォーズでは中田プロのパートナーを務めました。
得点は全員がまさかの10P圏内の横並び。最終トップを取った者が優勝という、一番わかりやすい展開となりました。
いざ、緊迫の戦いがスタートいたしました。序盤は互いに大きく点数は動きませんでしたが、大きく動いたのが中田プロの親番。中盤で以下の親満テンパイ。
ドラ
場には6ソウが2枚切れで、自身が67と切っています。これに対してジュンジー坂井さん。
ツモ ドラ
三色を狙いたいのはやまやまですが、場に6ソウが2枚切られています。ここは69ソウより3ソウが山にあると見て8ピン切り。すかさず3ソウを引いてよしと5ソウを切れば、これが12000の打ち込み。
中田プロの捨て牌に合わせれば47ソウ切りの選択もあり。ジュンジー坂井プロいわく、『この打ち込みが夢にまで出て悩まされました。』という厳しい結果となりました。
この結果、中田一幸プロ有利で迎えたオーラスでしたが、このまま終わるような三者ならば、この位置まで登ってはきません。まずは最後の親番の尾形さんが早いリーチ。これを受けて苦しんだのがトップ目の中田一幸プロ。ここで打ち込めば状況が一気に逆流する事を理解しています。
ここはなんとか流局を迎えてほっとしたのも束の間、蓋を開けてみれば、坂井プロ、西澤さんの三人テンパイで一人ノーテン。
1本場も尾形さんのドラ2ピンペン3ピンリーチが先行し、これには絶対打ち込めない中田プロ。苦しんでも、ドラ側の3ピンではなく、6ピンを切る辺りさすがです。
しかし、実は先程の一人ノーテンでジュンジー坂井プロもハネ満条件を満たし、カン2ピンテンパイ。こちらはツモれば連覇確定だけにオリはありません。結果は尾形さんに軍配がアガリ、坂井プロが打ち込んで7700。これで、ついに尾形さんが中田プロを4200点差を捲りました。
試合も時間切れを迎えて、尾形さんはノーテンで終了を迎えても優勝。俄然、尾形さんに有利に傾いた展開となりましたが、中田プロから静かにドラが放たれると、その後に牌を倒したのが中田プロ!
ロン ドラ
条件を満たす、3900は4500。ダマテンで無ければ出アガリはなかったでしょう!最後まで粘りと我慢の効いた、中田プロ選手らしい勝利となりました。
こうして冬杯2017の優勝はプロチャンプの中田一幸プロが獲得しました!おめでとうございました。麻雀大会の決勝はやはり四者が強い選手が揃うと見応えがありましたね。素晴らしい決勝をありがとうございました。
次回はあなたも決勝卓?MCWWの麻雀イベントに、これからもぜひご参加下さい。
2017年03月10日
執筆者:近野理智男
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