第2節
レポート
5月6日(日)は豊中の健康マージャンにで、MCWW前期プロリーグの第2節が開催されました。
5節開催で18名の選手のうち、上位3名までが決定戦に進出できるとあって、激戦は必至。決定戦では2度も2位で終わるという雪辱に燃える私、近野理智男が今期のレポートを担当させて頂きます。
1節目は対戦した西明石のレッドブル坂本健二プロに100P超えを果たされましたが、私なりにテーマを持って対局に接していました。そのテーマとは「スタートは大きく沈まないこと」
麻雀の勝ち負けに運がありますが、好機が来るかどうかはその都度変わるのが麻雀です。結果的には少しマイナスで終わりましたが、坂本プロに120P叩かれていたので、自身は及第点といたしました。しかし、第2節は逆に大きく叩きにいかないと間に合わないタイミングです。安定した成績をあげたとしても、進出3名に入らなければ、4位もラスと同じ。今節はそのような気概で対局に望みました。
対局は上位につけている加藤春樹プロと高根昭裕プロ、夢野さくらプロ。開局は北家スタートで下家は高根プロ。つかせると綺麗なうち回しで10万点を超えかねない連荘ができる選手です。
まずは私が9巡目のピンフドラ1をダマテン。すぐに余計なドラを持ってきて、雀頭落としを図るか悩むも、テンパイ崩しは緩手とばかりにツモきり。これに声がかからず、夢野プロから合わせ打ちもあったので、ここで意を決してリーチ!これが1発でツモれて裏が1枚乗る幸運に恵まれました。道中は夢野プロに三色をツモられるなどピンチもありましたが、ツキが後押ししてくれてオーラス60000点トップを果たします。
2回戦も親番で好調をキープし、親番でも連荘を重ねるとまずはトップ目に。連荘中の親番
ツモ ドラ
あがれるあがれないに関わらず、覚悟の13巡目ドラ単騎リーチ。これに14巡目に向かってきたのが夢野プロ。
流石に中はトイツ以上だろうとツモを重ねると、私が1-4ソウで打ち込み、夢野プロの手を見ると、リーチ平和のみ。
麻雀で大きく勘違いされやすいのは、麻雀は失点の競技であること。私もガードは自信がない方ですが、常に勝敗を運任せにするようなリーチをかけては、大きく勝っても大きく負ける事が多くなります。
結果はここから夢野プロの3連続に繋がったのは、この点について認識が甘かったのではないかと、後の感想戦では指摘しました。
因果関係はないかと思われますが、4回戦は5巡目にポンして、6巡目にテンパイ。すぐのロン!
ポン
ドラ
こんな手があがれるのは絶好調な証拠。おかげさまで+140Pの暫定2位まで浮上いたしました。
だけど、この先また耐えなくてはならない機会も来るはずです。今期も決定戦の舞台にリベンジできるよう、最後まで頑張りたいと思います。
2018年5月9日
執筆者:近野理智男プロ