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プロリーグ前期最終節レポート

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2021年前期プロリーグ最終節レポート 担当 齊藤

8月1日に芦屋のカルチャー麻雀サロン すずらんで行われたリーグ戦の最終節。
いよいよ私と戦う3名が決まる対局、
私は事前に4節までのスコアと内容から中田、高根、岸野が残ると予想して立ち会いに臨んだ。

今回の卓組みと4節までのスコア

★Aリーグ
・1卓 中田+405.7、穂村+122.6、岸野▲40.8、板川▲181.7、有田▲215.1

・2卓 高根+122.6、加藤+76.9、酒井▲81.5、北山▲181.8

★Bリーグ
・1卓 坂井+217.8、山本+75.4、榮+70.2、水口▲65.0、坂本▲141.4

・2卓 夢野+105.6、白石+70.9、高橋▲8.9、下野▲80.6、清原▲248.0

■Bリーグ1〜4回戦

1卓の注目はやはり坂井、ここまでリードを築けば逃げ切るのは得意とするところだろう。
この日も1回戦の東1局からピンフのみ369ソウ待ちをヤミテンに構え山本から1000の出アガリ。
「あとのやることは決まっている」というメッセージを感じた局であった。
このまま逃げ切るかと思われた坂井だが、ここから他者の猛攻を受けることになる。
東場に坂本が8000、南1局に榮が8000、南2局に山本が1300 2600、
南3局に再び山本が2000オールをアガり、気がつけば微差ながらラス目になってしまう。
その後、南3局1本場に坂井が8300をアガり辛くも3着で1回戦を終えることになるが、
やはり簡単には逃げ切れないことを私は目の当たりにした。
この日の坂井は続く2回戦も3着、抜け番を挟んで4回戦も3着と我慢の展開となる。
逆に4回戦終了までに1卓でポイントを伸ばしたのは初参戦で昇級を目指す榮と、
ここまで苦しんでいる印象のある水口であった。

2卓は予測不能の大混戦であったが、抜け出したのは4位につけていた白石だった。

2回戦のオーラス
4名が4000点差以内に収まる大混戦。
ここで真っ先に清原が8巡目に仕掛けドラの発を切り出すが、これに掛かった声が白石のロンの声であった。

一二三(456678)88発発 ロン 発 ドラ 発

中途半端なタイミングでの発切りに見えたが、これが最悪の8000放銃でラスとなった清原。
逆に白石はこのアガリで2回戦トップを取るとここから勢いづく。
つづく3回戦・4回戦もトップを取り、トータルスコアも1位へと躍り出る。
一方、2位でスタートの夢野も手堅くまとめ、誰が昇級するかいよいよわからない展開に。

■Bリーグ最終戦

1卓はいきなり東1局から水口がチンイツのテンパイを入れる。

二二二三三四四四五六七八八

ほどなくして八をツモあがり4000 8000。
もし仮にリーチをしていたら3倍満という大物手を成就させる(さすがにリーチはしないだろうけど)。
水口は今期は昇級争いに絡めなかったが、来期に繋がりそうなアガリを最終戦で見せることになる。

坂井はこの局親被りとなり逆風が吹いていると感じざる得ない状況ではあったが、
ここからしっかりと巻き返しトップ目に迫るも、追い越すには至らず。
逆にオーラスに山本に捲られ、3着。
結局坂井はオール3着でなんとか榮には捲られずに済んだものの、
少し不安な最終スコアであとは2卓の結果を待つことになる。

2卓は最終戦も白石がトップ目にたつ展開、追う夢野もラス前に2000 4000をアガり、
1300 2600でトップになる位置までつける。
そして迎えたオーラス、高橋が早いリーチを打つも夢野が当たり牌の5ソウを止めて粘り16巡目に以下の形。

(1233456)5567二三四 ドラ 九

残りツモ2巡で、ここでリーチをかければ一発かハイテイでどちらでも条件を達成する状況。
ここでまくってトップなら夢野昇級、2着なら坂井昇級。
夢野にとっては大チャンス、坂井にとっては胃の痛くなる展開であったが、
ここで夢野は無筋の③を切りきれず打①の選択。
親の下野がテンパイと読んでの次局にかける選択をしたが、ここは勝負する一手だったように思う。

下野、高橋の2人テンパイで流局しオーラス1本場になったものの、
夢野に手は入らず高橋が1600は1900をアガって決着。

Aリーグへの昇級は最終戦4連勝と大爆発した白石と辛くも逃げ切った坂井となった。

■Aリーグ1〜4回戦

決定戦争いは中田は大量リードがありほぼ確定、残り2枠を高根、穂村、加藤、岸野で争うことになる。

1卓1回戦は東1局は穂村が早い巡目で以下の一向聴になる。

五六(2455)345678白白 ドラ5

ここから白切りを選択するのだが、この選択に違和感を覚える。
穂村の雀風を考えると普段ならシンプルに打②としそうだと。
ここから七、5とひいてタンヤオドラドラのカン③でリーチをして結果流局1人テンパイとなるが、
どうも穂村が普段通りではない気がする局だった。

対する岸野は東4局に先制リーチ。
穂村が追っかけるも、岸野は北を暗カンした後穂村から出アガリ。
リーチドラ1で裏が乗れば8000であったが2枚とも乗らず4500。
裏が乗らないことも含め、いつも通りといった感じであった。

結局この半荘は岸野2着、穂村はラスとなった。
その後穂村は2回戦ラス、3回戦3着。
一方岸野は2回戦抜け番で3回戦トップ。
普段通りに打っているように見える岸野とバランスを崩しているように見える穂村とで明暗が分かれる展開に。

そして1卓の4回戦、事件が起こる。
東4局に板川が早い巡目でドラの④を仕掛ける、鳴かせたのは岸野。
おそらく岸野に早い手が入ってるのだろうと想像しつつ、
立ち会いの仕事のためその場を離れるが、遠目に板川が岸野に点棒を払っているのが見えた。
やはり早かったんだなあと朧げに思う。

そして4回戦が終わり成績を受け取ってみると、なんと岸野が6万点オーバーのトップ。
思わず「なにがあったのか」と尋ねると

「国士が出ました」

あのときのアガリは国士無双だったのか!
この勝負どころで役満をアガった岸野はさらにポイントを伸ばして最終戦に臨むこととなり、
逆に板川にとってはあまりにも痛い放銃となる。

 

2卓は2位スタートの高根が2着、トップを取り決定戦進出に大きく近づくことになる。
一方で、前節まで手が入りつつもポイントを伸ばしきれていない印象だった
4位スタートの加藤はラス、3着と厳しい位置に追い込まれる。
3回戦の12000がようやく実った高打点。
この半荘はなんとか2着で終え、ややビハインドで最終戦を迎えることとなった。

■Aリーグ最終戦

最終戦がはじまる前の上位の成績は
中田+401.7、高根+143.1、岸野+67.8、加藤+24.9、穂村▲19.5
やはりこうなってしまったか。
加藤、穂村にとっては苦しい1日になってしまっているが、なんとか跳ね返してほしい。

1卓ではここでようやく穂村が主導権を握る展開に。
東1局で2000 4000をアガると、
東2局1本場、親の穂村がドラを暗刻にして⑥⑨待ちのリーチ。
手が詰まった岸野の打⑨を捕らえ、12000は12300のアガリとなり、
いよいよ3つ目の椅子の行方がわからなくなる。

2卓では酒井が3000 6000をアガって少し抜け出すも、それ以降は一進一退の展開に。
加藤もしっかり打ってなんとかチャンスを掴みたいといった面持ちであった。

最終局面で再び追いつき東場をトップで折り返した穂村、
南場でなんとか並びを崩したい岸野、最終日ここまでなんとか踏ん張ってきた加藤

果たして最後の椅子は誰の手に?

 

南場で決定打となるアガリを決めたのは岸野であった
南2局で2000 4000、ラス前の親番で4000オールをアガリ、
穂村が作ったトップラスの並びを崩壊させることに成功する

2卓では南場に入ってからは北山のアガリ発声しか聞こえて来ず、最後まで加藤が浮上することはなかった。

こうして1位通過が中田、2位通過が高根、3位通過が岸野となり、予想が的中することとなった。

一方降級は、成績の低迷が続いた有田と4回戦に役満放銃が決定的になってしまった板川となった。

いよいよ残すは9月5日(日)の決定戦のみとなった。
半年ぶりの配信対局に向けて、万全の準備をしてのぞみたいと思いますので、応援宜しくお願いします!

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