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プロリーグ前期第4節レポート

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2021年前期プロリーグ第4節のレポートを担当させていただきます榮です。
今年の4月からプロとして活動を開始したばかりです。第2節、3節と参加できませんでしたが
改めて先輩方に挑戦させていただきます。
第1節のプロ初戦は流局時の聴牌率の高さに驚きました。
ベタオリとならず最後まであがりに向かう姿勢を見習わせてもらいつつ今節に繋げたいと思っています。

レポートはBリーグ1卓山本、白石、水口、夢野、榮の対局となります。(敬称略)

一回戦、起家から夢野、榮、白石、山本。

東一局、夢野先制立直からの即自模。2,000オールのスタート。
続く一本場(ドラ②)
10巡目七八九34579⑦⑧⑨西西
を立直するもすぐさま山本から自模切り追いかけ立直を入れられ辺③を自模られてしまう。
捨て牌から愚形を読まれ勝負になると踏まれたか。

東ニ局親(ドラ四)
一二三五五五六七44556
を14巡目に立直も流局。山本と2人聴牌。

続く一本場(ドラ四)
白石、夢野に仕掛けが入るなか10巡目に立直。
二三四六七③③④⑤⑥⑦⑧⑨
八自模し裏が乗り4,100オール。

続く二本場、東3局、4局と連続して夢野がノミ手を和了し南場の親を迎える。

ドラ北。夢野は発、八をポンして12巡目山本が立直一発で満貫自模。

山本を追う南2局の親ドラ西。7巡目にカン⑧立直。3人がおりて一人聴牌。
一本場(ドラ八)
喰い断に向かうが夢野の断么七対子にささってしまう。この放銃により3着転落もまだ僅差。

残り2局でなんとかくらいつきたかったが南3局で山本が加点。
オーラスはラス目白石の6巡目立直に三者前に出れず。3着となる。

二回戦起家から夢野、白石、水口、榮。

東1局に立直即自模平和で1,300-2,600の和了。

東2局(ドラ六)
辺チャンを払った8、9を続け様に白石がポン。7巡目には八暗カン。
トイトイに役牌も絡んでるとみて一向聴から自身が1巡目に捨てた九を掴んでオリを選択。
白石の最終形は白白九九。9,600がノーテン罰符の1,500で済み安堵する。

一本場(ドラ白)で水口が夢野から三色同刻3,200を和了。

東3局(ドラ八)
14巡目に安目の9を引き二三四六七③③⑥⑦⑧789で聴牌。和了が期待出来そうもないドラ筋で立直。
これに白石も同巡現物①切り追いかけ立直。白石②即自模。
七八九②②④⑤⑥⑦⑧⑨11
わたしの立直が無ければ②切りで辺③一通に受けていたであろう手牌を現物①切りで追いかけを誘発し満貫に。
暫し呆然。紛れもなくわたしの立直がなければ成立しなかったであろう満貫。

東4局(ドラ南)
気を取り直し再度14巡目立直を敢行。即自模も裏無しで2,000オール。

一本場は流局。白石、夢野聴牌。

南1局は白石が1,300は1,900。

南2局は親白石が3,900の出和了。一本場は白石1人聴牌。

二本場は3巡目に平和二五立直を水口から和了。2,000は2,600。

南3局(ドラ四)
ダブ南を仕掛けドラ四を引き入れて立直の水口から6で3900の和了。
二三四③③66 五ポン 南ポン

ラス親でひと和了できれば6,800差の白石を逆転できるオーラス。
南4局(ドラ6)13巡目に
二三四四五六⑤⑥⑦3466
さすがに黙聴も夢野に満貫自模られ2着のまま。

三回戦は起家から白石、水口、榮、山本。

東1局(ドラ5)
配牌が
二三八九④⑧⑧1789東東
チャンタ三色が見える手牌に1、七と引き入れた3巡目に白石から東が出るもスルー。
5巡目安目の四を引き入れて聴牌も黙聴。
6巡目山本から立直が入った際に東スルーを後悔するも時すでに遅し。
立直即自模発で満貫。東を鳴いていれば山本の聴牌も自模も遅れてその間に一四の和了があったか。

東2局
白石8巡目立直に水口が11巡目追いかけ立直。水口が自模和了。2,600オール。

一本場は
二三四①②③2277899
で7巡目立直をかける。7巡目早くも7,8,9が場に2枚ずつ見えており地獄待ち。
王牌に寝て無ければ和了と思い立直するが山本から追いかけ立直が入り冷や汗まみれになるも自模和了。
裏無しで1,000-2,000は1,100-2,100。

東3局親(ドラ④)
必死の喰い断聴牌を入れ流局。

一本場(ドラ九)
12巡目立直も現物を切った水口から白石が1,000は1,300でかわす。

東4局は水口が白石から5,200出和了。

南場に入り小康状態が続いてオーラスを迎える。
トップから3着までが7,200点差。
逆転トップ狙うも山本から6巡目立直が入る。
ドラ対子から発を仕掛け直撃なら逆転、他家からでも2着確保と手は作れたが山本が出和了。
3着のままで終わる。

4回戦は抜け番。
白石、夢野、水口がそれぞれ12,000を和了。
山本がラスで迎えたオーラス。
山本から渾身の振聴ながら断么平和三色立直がかかるも引けず流局。水口トップで終了。

5回戦は起家から水口、榮、山本、夢野。
ここまでトップ無しの不完全燃焼。
なんとかトップを取って終わりたいと思うが勝ちきれない時の典型的な展開にはまってしまう。
東2局、一本場と連続して立直を空振り。
東3局またも立直。水口からあがるも裏無し2,600。

南2局(ドラ⑤)
最後の親番で今日一日を総括する1局を迎える。3巡目で
一一二三九九③③⑥⑥⑨⑨白白
の聴牌が入る。
三を切って立直なら他家が合わせて二を誘い出せるだろうが、
前巡に夢野が二をすでに切っているためとりあえず二切りとすると次巡初牌の中を引き立直に出る。
他家が対子で持っていれば現物に困って対子落としで回ってくれるかもと淡い期待もしつつ。
しかし立直即の自模がドラ⑤、次巡もドラ⑤。
中を切っていたら他家に鳴かれたかもしれないが18,000となったか。
今日は一回戦から立直で押して空振りを繰り返してきてこの大事な場面でもやってしまった。この局は流局。

一本場の次局も立直空振り流局。3人聴牌で無収入。
次局も夢野の4巡目立直に追い付き6巡目に追いかけ立直するが水口から夢野が和了。

南3局も5巡目立直にでるが流局。親の山本もしっかり聴牌。
一本場は4巡目に仮聴の6単騎の中ドラ2,600は2,900と供託2,000点を水口から和了。

オーラスはトップの夢野まで5,000点差。
まだチャンスはあるが夢野が10巡目に立直自模平和ドラドラを和了。
逆転はほぼ絶望的になる。

一本場は山本から立直がかかる。直撃を避けるのが精一杯で流局。2着で終了。

結果は2着2回、3着2回と少しポイントは伸ばしましたがもやもやの残る対局となりました。
先手を取れたら「抑えつけるために」、終盤なら「諦めさせるために」と
立直を多用しましたが効果的な立直のタイミングというものを考えて次回最終節に活かせたらと思います。
次回8月1日(日)にプロリーグ最終節が芦屋すずらんで行われます。
Bリーグは上位陣との差が大きくないため連勝連敗で順位が大幅に入れ替わる可能性が高く
最後まで目の離せない戦いが続きます。
一般の方の観戦も可能ですのでぜひ暑い中ですがプロ同士の熱い戦いを直接見に来てください。

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