成績
進出者
ディフェンディング:酒井佑介プロ
前期 WW KING:中田一幸プロ
後期 WW KING:近野理智男プロ
夏杯:藤川忠靖さん
冬杯:Ayaさん
弥生杯:RVGさん
プロアマ春合戦:岸野功武プロ
プロアマ秋合戦:駒井康夫さん
前期 大阪道場:とらっきさん
後期 大阪道場:小西隆之さん
前期 京都道場:カイさん
後期 京都道場:沢田和夫さん
プレミアムバトル:大屋克巳さん
第1回 闘牌帝王杯:松淳さん
第2回 闘牌帝王杯:倉本信平さん
WESTONE CUP:板川和俊プロ
ルール&システム
四人打ちスタンダードルール
50分打ち切り(5分前コールあり)
全6回戦のトーナメント形式
ベスト16で2回戦
ベスト8で2回戦
ベスト4で2回戦
行います。
2回戦ごとに成績をリセットします。
大会模様
レポート
3月25日(日)はマツオカショールームにて、MCWWの麻雀イベントのウィナーズたちが集う麻雀タイトル戦「第3期ウィナーズカップ」が開催されました。
代表選手に選ばれたのは以下の16名。抽選の結果、ベスト16は以下の組み合わせで対局が行われました。
1卓:岸野功武プロ(プロアマ春)
中田一幸プロ(WW King前期)
板川和俊プロ(第3回WOC)
小西隆之さん(大阪WW道場後期)
2卓:倉本信平さん(闘牌帝王杯)
駒井康夫さん(プロアマ秋)
大屋克巳さん(プレバト)
とらっきさん(大阪WW道場前期)
3卓:藤川忠靖さん(夏杯)
松淳さん(闘牌帝王杯1)
近野理智男プロ(WW King後期)
カイさん(京都WW道場後期)
4卓、Ayaさん(冬杯)
RVGさん(弥生杯)
酒井佑介プロ(ウィナーズ)
沢井一夫さん(京都WW道場後期)
どの選手も強豪揃いの中、まずは各卓2回戦によるトーナメントで上位2名が通過いたします。
更にマツオカショールームでは、ウィナーズを決めるにふさわしいステージをご用意頂き、華々しい開幕式を迎える事となりました!
ベスト16
ベスト16は各卓2回戦による勝ち抜け戦。上位2名がベスト8に進出いたします。
1卓:岸野功武プロ(プロアマ春)
中田一幸プロ(WW King前期)
板川和俊プロ(第3回WOC)
小西隆之さん(大阪WW道場後期)
まさかのプロ強豪卓となったA卓でしたが、1回戦は中田プロの調子がよく、中田プロ、小西さん、板川プロ、岸野プロの並び順。2回戦は唯一の一般参加である小西さんが奮起し、まさかの板川和俊プロを初戦で倒すという大金星をあげました。
通過:小西隆之さん、中田一幸プロ
2卓:倉本信平さん(闘牌帝王杯)
駒井康夫さん(プロアマ秋)
大屋克巳さん(プレバト)
とらっきさん(大阪WW道場前期)
大阪WW道場の曲者とらっきさんが好調にトップを走る中、誰が2着に食らいつくがが焦点となりました。最後はプレバト王の大屋克巳さんがしぶとく粘り見事ベスト8通過となりました。
通過:とらっきさん、大屋克巳さん
3卓:藤川忠靖さん(夏杯)
松淳さん(闘牌帝王杯1)
近野理智男プロ(WW King後期)
カイさん(京都WW道場後期)
前半戦は近野プロが相手リーチをダマテンでかわしきりトップ。2回戦はラスをひかされるが、今度はリーチのカウンターで1位通過。2着はテンパイの有無で松淳さんが通過となりました。
通過:近野理智男プロ、松淳さん
4卓、Ayaさん(冬杯)
RVGさん(弥生杯)
酒井佑介プロ(ウィナーズ)
沢井一夫さん(京都WW道場後期)
第2回ウィナーズ優勝の酒井佑介プロが大暴れし、RVGさん、沢井さんが倒される結果に。ひらりとかわしきったAyaさんが2着通過となりました。
通過:酒井佑介プロ、Ayaさん
ベスト16の結果、ベスト8の卓組は以下のように決まりました。
ベスト8:A卓、小西隆之さん、近野理智男プロ、大屋克巳さん、Ayaさん
ベスト8:B卓、酒井佑介プロ、とらっきさん、松淳さん、中田一幸プロ
ベスト8
ベスト16を勝ち抜いた選手は次に決定戦進出をかけてベスト8を戦います。今年から敗退した選手も順位決定戦に加わり、16名の選手にそれぞれ表彰を設けました。
ベスト8、A卓
酒井佑介プロ、松淳さん、とらっきさん、中田一幸プロ
1回戦はとらっきさんの独壇場!タイミングをわきまえた、とらとらリーチが炸裂すると周りもとめられません。
2回戦はなんとか2位の切符をもぎ取りたい中田プロと松淳さんでしたが、ここでもウィナーズカップを制した酒井プロが爆発し、見事1、2フィニッシュを決めました!
通過:酒井プロ、とらっきさん
ベスト8、B卓
小西隆之さん、Ayaさん、大屋克巳さん、近野理智男プロ
コニタンこと小西さんはダマテンの名手。ことごとく相手リーチをダマテンでかわしきり、1回戦目はAyaさんから北家で討ち取ったメンホン北が決まり手となりトップ。
2回戦は大屋さんと近野プロの2着通過争いになり、オーラス3200点差の大接戦になりました!最後はラス目のAyaさんがリーチをかけるも、小西さんから条件なしの満貫はあがれず。近野プロも白ドラ2の逆転手を目指すも惜しくも届かず、200点差で敗退となりました。
通過:小西隆之さん、大屋克巳さん
この結果、2017年ウィナーズカップの決勝は、酒井佑介プロ、小西隆之さん、とらっきさん、大屋克巳さんが進出いたしました!
決勝1回戦
決勝へ見事に登りつめたのは、初のウィナーズカップ連覇をかける酒井佑介プロ。トリッキーな打法が曲者のとらっきさん。プレバト優勝で評価の高い大屋克巳さん。沈黙の戦艦コニタンこと小西隆之さんの4名となりました。
東1局はとらっきさんが起家も、まずは酒井プロに軽く親を流されます。
東2局は親の小西さん。まずは副露系雀士の大屋さんがオタ風を二つ仕掛けてソーズのホンイツ。
しかし、結果は裏目に出て3者からリーチを受けると、タンピンに仕上げたとらっきさんに軍配が上がります。
ドラ ロン
東3局、親の大屋さんが好配牌で7巡目リーチ!しかし、流石に決勝メンバー、誰も親リーチに屈する事なく、小西さんが追っかけリーチ!
結果は酒井プロが粘り強くテンパイを果たし、2件リーチをツモのみでかわしきります!酒井プロはこの粘り強さで前期のウィナーズカップを獲得いたしました。
東4局 ドラ9ピンで親番が酒井プロ。その酒井プロが
ツモ
急所の牌を引き入れ、W東を放します。
間もなくしてW東を落とした形で親のタンピン先制リーチをかけますが、今回はこれが裏目に出て流局。この局はW東かタンピンか悩ましいところでした。
東4局1本場。とらっきさんが中と自風の南をポンして、手出しが4ピン。ドラが3ピンだけに酒井プロは警戒してメンツを崩しましたが、ここまで失点続きの小西さんは果敢にリーチ! 結果は、
一発ツモ
これで失点を取り戻して、四者の均衡を保ったまま、南場に突入する展開を迎えました。
南1局、親は再びとらっきさん。大屋さんの配牌は123のチャンタ三色が見える勝負手。 酒井プロは345の三色が見える勝負手。 どちらの三色が実るのか?
結果、先に酒井プロが、
ツモ
絶好を引き入れテンパイするも、待ちが薄くなりすぎているためダマを選択。 結果は流局で酒井プロの1人テンパイ
波乱が起きたのは南2局1本場。親で勢いづかせてはいけない選手がいるとすれば、その代表は小西さん。まずは小西さんの先制リーチに酒井プロが打ち込んで、5800を加点します。
2本場は、親の小西さん35100点、大屋さん23600点、酒井プロ26500点とらっきさん34600点の状況。
大屋さんの3巡目の手牌はよかったものの、2着目のとらっきからペン3万リーチが入り、大屋さんも これは間に合わないと、
のツモり三暗刻で追いかけます!
互いに待ちの悪いリーチの中、北家のとらっきさんの捨て牌を巧みに利用した小西さんが、この2件リーチをタンヤオのみでかわすと、一気に小西さんペースへとなだれ込みました!
3本場 ドラ東 親の小西から3巡目リーチで、ドラ2の大屋さんがリーチ宣言牌で打ち込みました。
ロン
4本場、コニコニックタイム突入の小西さんが今度は6巡目にドラ表示牌を捨ててリーチ!
またもや、大屋さんがドラ2枚の勝負手でタンヤオドラ2を仕上げるも、結果は小西さんが
ツモ
2600は3000オール!三面張とは流石コニコニックリーチです!
対戦相手の音を上げる5本場。これまでなかなか参戦できていなかった酒井プロがここでドラドラでリーチ。
この時、小西さんにも
の七対子のテンパイが入ります。普通なら初牌の中は行きづらいところですが、小西さんいわく、
「ここはノータイムで中を切らんと、場に出ている西は出ないんやで。」
これに大屋さんがすぐに捕まり、 2400は3900!
これぞ小西さんの鬼連チャンコニコニックタイム!ここから大屋さん、酒井プロがそれぞれ大物手を決めるも、ツモや横移動では小西さんにダメージは与えられず、小西さんの圧勝の1回戦となりました!
決勝2回戦
決勝2回戦、起家は酒井プロ、とらっきさん、大屋さん、コニタンさん。
幕開けは波乱を予感させるドラは5ソウ!
ポン
ドラ
まずは酒井プロが大屋さんから7700点で封切りしました!
東1局1本場、酒井プロの連チャンを阻むべく、大量リードの小西さんが4巡目リーチ!
北家で北出あがりの2600。小西さんを打ち崩したい三者にとって、2600といえど、ズシリと重いです!
東2局、親とらっきさんが早いホンイツで4000オール! 東2局1本場、酒井プロはドラの8ソウを2枚を切り落として国士無双狙い。
しかし、小西さんが酒井プロをマンズのホンイツで待ち構えて8000点の和了! 小西さんのダマテンが光る展開が続きます!
東3局、親大屋さん、ドラ北。 現在暫定ラスだけにここは意地でも明け渡したくない親でしたが、とらっきさんも酒井プロも早いリーチ!
とらっきさん
酒井プロ
ここは待ちの良さで酒井プロに軍配で3900となりました。
東4局、親小西さん、ドラ9 小西さんが圧倒的優位かと思われましたが、ここで伏兵が登場します!
とらっきさんが即リーチから僥倖の1発ツモ!このアガりで首位小西さん、2位とらっきさんの並びができました!
一発ツモ
南1局、親酒井プロ、ドラ中
大逆転を果たす為に、この親を流してはなるものかと意気込む酒井プロでしたが、
ロン
小西さんのダマテンがどこまでも酒井プロを追い詰めます!
南2局、親とらっきさん42200点、大屋さん15300点、小西さん38100点、酒井プロ24400点
とらっきさんは小西さんと2着順つけないと厳しい状況のラス親でしたが、ここに来て配牌がまさかの国士無双!これがイーシャンテンまでは届くものの、テンパイまで届かずに南3局突入!小西さん優位でいよいよ終盤を迎えます!
南3局2本場、とらっきさん早くもリーチをかけました!
ツモ ドラ
ツモることで小西さんとの点数は縮まりますが、とらっきさん1着、小西さんが2着が変わらない厳しい状況で、ついにオーラスを迎えました!
南4局、親は小西さん。暫定首位の小西さんに対して、32.1P差を詰めたとらっきさん!
まずは着順差で+20P。残り12.3Pを詰めるにはハネ満ツモか、6400直撃が必要!可能性もちろんあります!
とらっきさんは最後は七対子ドラ2で優勝を伺うも、小西さんがとらっきさんからダマテンのタンピンドラ1で5800直撃!
これが決まり手となり、最後は静かに伏せて、第3期ウィナーズカップ優勝は「小西隆之さん」に決まりました!
とにかくダマテンの多用と押し引きのバランスが小西さんの強み。「とにかく北家で、めっちゃ北であがったわ!」とコメントした小西さん。優勝おめでとうございました。
2018年も益々のご活躍を応援いたしております。次期のウィナーズを狙うあなたは、ぜひMCWWの麻雀イベントにご参加下さい!
2018年5月2日
執筆者:近野理智男プロ