第1節
Aリーグ
Bリーグ
レポート
前期プロリーグ1節のレポートを担当させていただきます高橋です。
今期よりAリーグ、Bリーグと2つのリーグ分かれて闘います。
今回は私が対局した、Bリーグの一部の卓を中心にレポートさせていただきます。
【1回戦】
私は抜け番で対局者プロは、真栄田プロ、弥生プロ、有田プロ、白石プロ
東1局
開局早々に4巡目に弥生プロから以下の手でリーチが入ります。
ツモ ドラ
裏ドラが二で2000-4000をツモあがり、軽やかにスタートを切りました。
開始早々、満貫を親かぶりした真栄田プロでしたが、迎えた南2局。
白石プロの6巡目リーチをかわして、満貫をあがり返します。
ポン
ツモ
2000-4000は2100-4100のツモアガリ。
南3局1本場にして、ようやく有田プロにも手が入ります。
ドラ
親の有田プロが9巡目の両面リーチ。
しかしながら、これが弥生プロのツモ平和に軽くけられ、有田プロとしては辛い結果を押し付けられることになりました。
軽い手が入る弥生プロがオーラスも押し切り、1回戦は弥生プロのトップで終了しました。
【2回戦】
私のプロリーグの初対局となる対局者は、白石プロ、有田プロ、真栄田プロ
東1局
中盤に局面が差しかかったところで、私が以下の手牌でリーチ。
暗カン
ドラ
しかしながら、あがり牌が自分のツモ山になく、終盤に白を仕掛けた白石プロが真栄田プロから1500をあがり、軽く場を流しました。
その後も小場の闘いが広がり、
南1局1本場
私が有田プロから仕掛け入れて、以下の手牌
白石プロから九をロン。
1000は1300で、これが私のプロリーグ初アガリとなりました。
迎えたオーラス。
細かい点棒のやり取りで微差ながらトップに立つのは真栄田プロ。
1300-2600ツモか、もしくはどこからでも5200点以上のあがりなら可能という状態であり、トップを目指して以下の手でリーチを打ちました。
南4局
ドラ
白石プロから3ソウをロンしたものの、裏ドラ乗らず3900のアガリ。
トップにはなれませんでしたが、2着に浮上し終了。2回戦目のトップは真栄田プロでした。
【3回戦】
対局者は弥生プロ、真栄田プロ、有田プロ
東1局
白石プロが終盤以下の手をダマテン。
親の弥生プロがテンパイを取るために7ソウを押し、白石プロが8000点を加点してスタートを切りました。
しかし東4局で真栄田プロのリーチに怯まず、ソウズの混一色で押し切った弥生プロが1300-2600をツモあがり、失点の半分を回復。
これにより、全員が8000点圏内にいる平たい場になり南場へ突入しました。
その中から先に抜きんでたのは真栄田プロ。
南2局の1本場、自身の親番で2600オールは2700オールをツモあがり、ひとり抜きんでた位置につきました。
私は南3局の親番でありがたいことに手が入り、
ポン
ツモ ドラ
この2600オールをあがって真栄田プロに並びます。
迎えたオーラスでは、真栄田プロと100点差。
爽快に仕掛けた私の手に、テンパイを取らねばラス落ちする弥生プロからあがり牌を打ち取り、3回戦は私がトップで終了しました。
【4回戦】
対局者は、真栄田プロ、有田プロ、弥生プロ
東1局、私が以下の手でリーチ
ドラ
有田プロが私のリーチに2ピンを真栄田プロから仕掛けて以下の手に
親の弥生プロから3ピンが切られ有田プロが5200をあがって始まった4回戦は、今までの我慢が報われる瞬間がきたのか、有田プロの猛追撃が始まりました。
東3局、有田プロが親でリーチ。数巡後にツモあがり、リーチ・ツモ・三暗刻の4000オール。
南3局ではリーチ・一発・ツモ・平和の2600オールと、トップをひた走ります。
南3局1本場で有田プロがさらにリーチ。そのリーチに現物の6ソウを切ると、これが真栄田プロのトイトイのロン牌。
3900は4200点のあがりと、半荘終了間近にして手痛い放銃となり、オーラスは2着確保のために全力で上がりを目指し、なんとか持ちこたえることができました。
【5回戦】
対局者は、弥生プロ、白石プロ、有田プロ
東1局、親の弥生プロの先制リーチが入るも、ツモ牌に恵まれず、局の終わりにダマテンで構えていた白石プロのロン牌を掴んで放銃となりました。
その後、有田プロが優位に立つも、弥生プロがそれまでを失点を取り戻すピンズのホンイツをあがって、場は平たい状態に戻ります。
オーラスを迎えた時にトップ目は有田プロ。
2着目の私が親番で、ここは意地でも親を流させてはなるまいと、運よく弥生プロの先制リーチに当たり牌を掴まないまま、テンパイを取って粘ります。
迎えた1本場、私が以下の手を仕掛けていきます。
ポン ポン ポン
白石プロから1ピンを出あがり、5800は6100点をあがります。
このタイミングでこの得点は大きく、トップ目の有田プロに一気に詰め寄りました。
あと1度、あがれれば確実にトップをものにできる位置につくことができる。
配牌ではドラの3ソウがすでに暗刻になっている。
否応なくあがるテンションに対して、それを阻むのが迫力ある弥生プロの仕掛け。
跳満ツモで一気にトップまで躍り出る弥生プロが、ノータイムで仕掛けていきました。
ポン ポン ポン
と混老頭、トイトイ等の打点高い仕掛け。
満貫以上の放銃は許されないため、ここは降りる選択を取り、トップの有田プロの位置まで手がかかるところまで進んだものの、2着をキープして終了しました。
プロリーグ1節は2122で私自身は好調な成績を残す事ができました。
全体通して、Aリーグは岸野プロ、近野プロ、清原プロが好調。
岸野プロは親の四暗刻をツモと素点で+183.1ポイント叩き出しました。
Bリーグは激戦ながらも、私、下野プロ、真栄田プロ、加藤プロと続きます。
まだまだこれからの第2節目以降も目が離せない闘いが続きます。
ぜひ今後の動向もご注目下さい。
2019年4月20日
執筆者:高橋末治プロ