今年度のプロリーグも早いもので、最終節となりました。
前回の第4節を終了して、酒井プロ筆頭に以下のような成績に。(以下敬称略)
1.酒井佑介 +202.4
2. 夢野さくら +186.5
3. 坂井準司 +58.8
4. 下野雄次 +53.8
5. 白石卓嗣 +14.5
6. 坂本健二 +4.3
7. 高橋末治 +1.9
8. 榮克明 △8.5
9.板川和俊 △13.9
10. 有田圭壮 △47.2
上位10名までに可能性の残った大混戦に。上位3名がWWKing決定戦に進出する。
誰が勝ち残るかは全く判らない状況です。
卓の組み合わせは
1卓 酒井・坂井・白石・高橋・板川
2卓 夢野・下野・坂本・榮・有田
3卓 山本・中田・齋藤・北山の組み合わせ。
レポートは1卓1回戦のものです。
起家は酒井。以下、南家・高橋、西家・板川、北家・坂井の順。
東1局0本場ドラ③
板川の手牌
五五九④⑦⑦➇⑨89 東南西
からあまり手は進まず、14巡目に親の酒井からリーチ、降りに回って流局。
酒井・高橋の二人聴牌。
東1局1本場ドラ南 供託1本
酒井+0.5 高橋+1.5 板川▲1.5 坂井▲1.5
この局は、坂井が8巡目にドラの南を切ってリーチ(三・六待ち)するも流局。
今度は板川・坂井の二人聴牌。
東2局2本場ドラ八・裏二 供託2本
高橋±0 板川±0 坂井▲1.0 酒井▲1.0
板川の手牌
六八②②➇➇24東北北中中
3巡目に北ポン。6巡目に中を、11巡目➇ポンして嵌七待ちに。
六八②② ポン➇ ポン北 ポン中
ここに②を引いてドラの八単騎聴牌へ変化。
12巡目に親の高橋からリーチ。ここは押しの一手でしたが打⑦としたところで捕まります。
一二三七八九③③③④⑤⑤⑥
裏ドラが二で親満放銃となってしまいます。
東2局3本場ドラ➇
高橋+14.6 板川▲12.6 坂井▲1.0 酒井▲1.0
6巡目北家の酒井から打一でリーチ。板川も負けじとリーチを打っていきます。
四五六九九 ①②③⑦➇456
酒井が掴んで3,900は4,800の放銃
東3局0本場ドラ中
板川▲6.8 坂井▲1.0 酒井▲6.8 高橋+14.6
板川の途中の手牌
⑤⑥⑦2334555白白中
その後白をポンしてドラの中単騎とする。
⑤⑥⑦234555中 ポン白
その時、下家の坂井の手牌は以下の様子。
①①②③③⑨789 七八九中
ここから②をチーして、
①②③789 七八九中 チー②①③
板川と同じドラ単騎となった。
しかし、酒井がヤミテンしていた断么・平和に坂井が放銃し終局。
本来ならば、リーチを掛けたいところだが字牌ドラなので仕方がないか。
東4局0本場ドラ⑥・裏④
坂井▲3.0 酒井▲4.8 高橋+14.6 板川▲6.8
板川がこの手で
三五七⑤⑥11345789
六を引き入れ打三で④⑦待ちリーチ。
④をツモって来たが、これが裏ドラになり満貫ツモとなった。
南1局0本場ドラ二
酒井▲6.8 高橋+12.6 板川+1.2 坂井▲7.0
坂井が以下の手牌で
二三122445668發發
一枚目の發はスルー。板川から打たれた二枚目の發をポン。
二三22445668 ポン發
35と引いて一四待ちに。
二三22344556 ポン發
混一にはしないでドラ含みの塔子を残したのが結果的に良く、酒井から出て2,000の和了。
南2局0本場ドラ西
高橋+12.6 板川+1.2 坂井▲5.0 酒井▲8.8
親番が流れたラス目の酒井には少しきついが、まだまだ差がない状況です。
板川に
二三四六九3東西西西北白中
のドラ暗刻のチャンス手が入ります。
その後、五をチーして跳満聴牌
一二三八九東東西西西 チー五四六
しかし、(6)チーして(567)と晒していた親の高橋が南のみでツモ和了で700オール
板川にとっては残念な結果になりました。
南2局1本場ドラ南
高橋+14.7 板川+0.5 坂井▲5.7 酒井▲9.5
この局も板川にふたたびチャンス手が入ります。
四五五②③⑥⑦178南南南
私も随分長いこと麻雀を打ってきましたが、
2局続けて配牌でドラ暗刻が入っていたことは一度もありません。
やはり持っているものが違うのか?
④をチーして
四五五⑥⑦78南南南 チー④②③
その後、5を持ってきて打8とし、嵌張受けに替える(9は四枚切れでした)。
⑤をチーして
五五57南南南 チー⑤⑥⑦ チー④②③
これを下家の坂井からロンアガりする。
南3局0本場ドラ5・裏三
板川+8.8 坂井▲14.0 酒井▲9.5 高橋+14.7
親の板川の手牌は今回もチャンス。
二三五六七④⑦⑦5579白
9巡目に打⑦でリーチ
一二三五六七②③④⑦➇55
下家の坂井も
四四五五六七七七①②③45
ここから三を引き入れ打四でリーチ。
このリーチ合戦は坂井に軍配が上がります。
3を引いてリーチ・面前・ツモ平和・ドラ・裏ドラの満貫ツモ。全局の失点を取り返します。
南4局0本場ドラ北
坂井▲5.0 酒井▲11.5 高橋+12.7 板川+3.8
2着目板川の手牌
一二七八⑤⑥➇➇⑨⑨78中
3着目坂井の手牌
九九②③④⑤⑥⑦34北發發
と、お互いまずまずの配牌。
親の坂井はドラの北を4巡目に切り飛ばし、發・②をポンして
③④⑤⑤⑥⑥⑦ ポン② ポン發
その後、2枚切れの西を引いて打⑥とし、地獄待ちに変えた。
しかし、15巡目にラス目の酒井からリーチが掛かり降りる事に。
結局酒井の1人聴牌で流局。
高橋+11.7 板川+2.8 坂井▲6.0 酒井▲9.5
順位点入れて
高橋+41.7 板川+12.8 坂井▲16.0 酒井▲39.5
で一回戦を終えることになった。
全5回戦を終え、最終結果は
坂井107.9 下野102.2 酒井94.5 山本90.0 坂本72.5
となった。
今回はいつになく大激戦でしたが、
坂井・下野・酒井の3名とディフェンディングの穂村の4名で
2月11日(土)13時より雀サクッチャンネルにて決勝5回戦の配信対局が行われます。
激戦の結果をぜひご視聴ください。